この度、西鎌倉駅前に開院させていただきます長島クリニック院長の長島圭士郎と申します。
当院開院に至るまでに、大学病院耳鼻咽喉科にて診療及び研究に従事し、専門医・医学博士号を取得いたしました。また、並行して約10年間、皮膚科クリニック院長として皮膚科診療を経験してまいりました。
一見、皮膚科と耳鼻咽喉科はかけ離れた診療科目のように思われるかもしれませんが、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー疾患。皮膚やのどに症状が現れるウイルス性感染症など、二つの科には共通の疾患をお持ちの患者様が多数受診されます。これらの患者様に対しても、耳鼻咽喉科医と皮膚科医の二方向からの診断力を持って、より的確な診療が行えればと思います。
また、当院副院長は乳腺科としての専門性をもっております。地域連携施設として湘南記念病院乳がんセンター様ご協力のもと診療を行ってまいります。
専門性の異なる二人のかかりつけ医として、地域の皆様に幅広く重宝していただければ幸いです。

院長長島 圭士郎

乳がんで亡くなる女性は、残念ながら増加傾向にあります。乳がんは40-50歳台の死亡率が高いですが、最近は若い世代や閉経後の乳がんも増えていますので、日頃から関心を持っていただくことが大切となります。乳腺外科は女性特有のデリケートな疾患を扱う科です。乳がん以外にも授乳中のトラブルにも対応していきます。当院の乳腺外科は女性医師で対応しています。わたくし自身も3人の子供がおり、授乳経験がありますのでお気軽に受診していただけたらと思っています。当院は完全バリアフリーであり、トイレにおむつ交換台も設置しています。診察室も広いので赤ちゃんと一緒に診療も可能です。実際に近隣の助産師さんとの連携もあります。
その他にも乳腺外科を受診されます女性に多い悩みや症状として、”検査では良性のしこりと言われ、1年後で良いと言われたが大きさが変化していないか気になる””検査で異常はないと言われたが、まだ乳房に違和感がある”等々があります。それらの訴えに対しても丁寧に対応してまいります。当院の乳腺外科では痛みがなく身体に負担のかからない超音波検査を行っております。必要に応じて細胞診検査を追加し、良性であればその後定期的なフォローを行ってまいります。さらに精密な検査が必要と判断した場合は、連携病院である湘南記念病院に速やかにご紹介させていただきます。
乳がんは、早期発見、早期診断・治療が大切となります。気になる症状がございましたら、些細なことでもご相談ください。

副院長長島 美貴